Retrevor
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「LOSS」3月16日

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山田
鈍ってないね

.
.
何かを始めるきっかけは人それぞれで
大小も関係ないのでしょう
僕の場合は学生のころから夢見ていたアメリカ行き
その背中を一言で「ポン」と押された感じでした
.
.
社会人になって4年が経っても
休みがくれば懲りもせず都内に出かけていた
僕が好きなお店のほとんどは
駅前の雑踏を抜けて10分~15分ほど歩く場所にあって
中目黒のmAnchiesさんも大体そんな感じ
仕事の調子はどうだ
いい女の子はいるのか、大学のやつらはどうしている
そんなことをオーナーのサカイさんと話してガハハ
いつものご挨拶
秋口だったと記憶している
その日、僕が手に取ったポロシャツは
一見して派手さはないし
大きなブランドを背負っているわけでもない
けれど、「予感」のある服だった
着たときに驚かせてくれる服
着用者を自然とあげてくれる服
独り歩きをしない服
言い換えれば、「着てみないとつかめない」服
そういう服を感覚頼りに捕捉する瞬間
そして、実際に着て確かめる瞬間に
飽きることがなかった
「鈍ってないね」
見つけて声を上げたときか
鏡の前で恍惚としているときか
レジに持って行ったときか
タイミングは忘れてしまったけれど
サカイさんのその一言がスイッチになった
「やっぱり、アメリカに行こう」
携わっていた仕事や
自身の年齢(当時27歳)を考えても
好きなものとの距離をこれ以上
中途半端なままにしてはいけない、と思った
果たして自分は
アメリカで古着を「楽しめる」のか
それとも「楽しめない」のか
今すぐはっきりさせてみたかった
結局、その年末に僕は会社を退職し
その足でアメリカに飛ぶことになる
( また続きを書きます )
山田
2011年 YOUTH LAGOON

2011年、僕が大学2年生の時でした
トレヴァー・パワードが立ち上げたソロプロジェクト
「YOUTH LAGOON」
同世代の青年が編んだ8曲
( 「The Year Of Hibernation」収録 ) が
あまりにも衝撃的で
渋谷タワーレコードの視聴ブースから
1時間以上動けなかったことを
今でも鮮明に覚えています
彼の作品は、概してベッドルームポップ
と説明されることが多いようですが
僕にとっては(それぞれ定義は置いておいて)
ときに激しいパンクロックで
ひとり揺れるダンスミュージック
じっと耳をすますオルゴールサウンド
空にしたいときも、満たしたいときも
変幻自在に寄り添ってくれる音楽でした
・
そんな体験をしている最中の古着は
(お、ここでつなげるのですね。)
より一層新鮮に見えました
媒体は異なれど
同じような衝撃がきっと近くで俺を待っている...
そう思い込んで毎週
ひどいときは何日も連続で
当時通っていた古着屋さんに通い詰めました
( 皆さんは知っていますか、go-getterというお店を )
・
相手(古着)の持つ魅力を
自分自身で
面と向かって
体験してみる
効率は悪いけど、こっちが断然楽しいし
向いているな、と確信したのはこの頃
そしてその確信は2019年の今でも変わりません
誰かにとっての新鮮な衝撃が
リトレバーの店内にたくさん満ちているように
自分の信じてきた古着を1点1点、並べていきます
( 固くなりすぎないように気をつける。)
最後に
お店の名前は
Re : Trevor Powers
Retrevor
リトレバー
単純ですね
でも、気に入ってるんです
次回は僕が古着屋を開いた
きっかけを書きます
惚れ惚れ
山田